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アタカマ砂漠・ アタカマ高地 10 BACK⏎ ⇒NEXT 直前のページに戻る |
アタカマ州の州都コピアポから、東へ、アルゼンチンへ続く国際道路(国道31号線)を
60㎞ほど行ったところに、プキオス(Puquios)という都市が、多くの観光地図や道路地図に載っている(たとえば、
こちら)。
しかし、アルゼンチンに行くにしても、ネバド・(デ)・トレスクルセス国立公園に行くにしても、これより先には町らしいものはないので、
ここまで行って一休み、水でも補給しよう・・・などと予定を立てたら、大まちがい。
プキオスとおぼしき場所には、写真のようなアドベ(日干し煉瓦)造りの家屋の残骸が並んでいるだけである。
プキオスは、周辺にあった20~30の小規模な銅山の従業員が住む人口約5000の鉱山都市であった。
コピアポや積出港のカルデラへ通じる鉄道のターミナルでもあった。資源の枯渇によって、多くの鉱山が閉じられた
1930年ごろ、この都市は放棄された。水もなく畑もできない環境では、鉱山がなくなれば、
都市が存続できる条件は皆無である。
2003年8月30日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-27 9 37.21, -69 53 24.33 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 116° |
PanoraGeo-No.424 | 直前のページに戻る BACK⏎ このテーマ 10/20 ⇒NEXT |