randum
ピアウイ州と セラダカピバラ国立公園 11 BACK⏎ ⇒NEXT 直前のページに戻る 岩絵「エマの行進」(Fila de emas) |
フンド・ド・バイシャン・ダ・ペドラ・フラーダという長い名は、
セラダカピバラ国立公園の目玉である「ペドラフラーダ(穴あき岩)」のある低地(谷)
の底または奥という意味で、穴あき岩から谷を1.6㎞ほど溯ったところにある。垂直な岩壁の
基部がアンダーカットされてできた岩陰が先史人類の住居などに使われたものである。
この種の岩陰遺跡はセラダカピバラには多数あるが、この写真の遺跡の特徴は、
たき火跡がいくつも見つかったことである。焼けた木材をつかった年代測定では、
9420~8980年という結果が得られている。この年代はこの地方が湿潤熱帯から現在のような
半乾燥熱帯になった時であるといわれている。この遺跡は、遠方の青い看板近くにある岩絵
「エマ(アメリカダチョウ)の行進」(右の図)より10㎝くらい下まで川の堆積物で埋まっていたが、
2001年の発掘によって、70あまりの岩絵やたき火跡が発見された。
2011年9月2日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-8 49 14.56, -42 33 29.50 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 216° |
PanoraGeo-No.471 | 直前のページに戻る BACK⏎ このテーマ 11/15 ⇒NEXT |