Rock paintings of the Boqueirão da Pedra Furada Remain

セラダカピバラ国立公園ボケロン・ダ・ペドラ・フラーダ遺跡の岩絵

Rock paintings of the Boqueirão da Pedra Furada Remain in the Serra da Capivara National Park

randum


 テーマ 33

ピアウイ州の世界遺産
セラダカピバラ
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岩絵 二頭の鹿

セラダカピバラ国立公園のシンボル的岩絵「二頭の鹿」拡大

セラダカピバラ国立公園の遺跡には3万点の岩絵があるといわれ、これは世界一の数である。 岩絵はこの写真のような多彩である。題材には、人間と動物が最も多く、植物、擬人化した動物や幾何学的図形などもある。 人間では、狩り、戦争、ダンス、性行為、日常生活のさまざまな動作を示すものが多く、当時の人たちの日常を垣間見ることができる。 動物では、鹿、カピバラ、トカゲ、ダチョウ、ジャガーなどが目立つ。 色遣いも多彩で、赤い色の顔料(ヘマタイト)を使ったものがもっとも多いが、黄色(ゲータイト)、白(カオリナイトまたは石膏)、黒(動物の骨を焼いて潰す)、灰色(赤いヘマタイトに白いカオリナイトを混合)などもある。

これらの岩絵が描かれた年代については、岩壁から剥げ落ちて土に埋まった絵付の岩片が2万年前とされる土層から採集されたという報告*1)があり、少なくとも2万年以上前という古い絵があることが明らかになっている。

*1)Lage, M.C.S.M.(1998):Datações de pinturas rupestres da área do Parna Serra da Capivara. Clio Arqueologica. 13, p.203-213.

2011年9月2日撮影  カメラの位置 (緯度,経度):-8 50 9.21, -42 33 20.75 (Google Map)  撮影方向:北から時計回り  -

PanoraGeo-No.473   拡大

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