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バイオ燃料 先進国ブラジル 2 BACK⏎ ⇒NEXT 直前のページに戻る |
日本の焼酎に似た強くて比較的安い蒸留酒で、ブラジルの国民酒と言えるものが
ピンガ酒である。写真はレシーフェ郊外の小都市にあるピンガ酒のボトリング工場である。工場前に立つ
ピンガ酒のボトルをかたどった大きなオブジェに書かれたアグアルデンテ・デ・カーナ(Aguardente de cana)
がピンガ酒の正式の名である。アグアルデンテは「火の水」すなわちブランデー、カーナはサトウキビの
ことなので、ピンガ酒は、サトウキビから造ったブランデーである。ブドウから造る本物のアグアルデンテ
(ブランデー)よりかなり安価である。ブラジルでは、サトウキビを原料に酒(アルコール)を造ることは
古くから行われており、そのような醸造技術が確立していたことが、石油危機に際し、アルコールを
自動車の燃料に使うという省石油政策(国家アルコール計画=プロアルコール)が導入されたひとつの要因である。
1984年8月25日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-8 7 13.43, -35 19 20.14 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 127° |
PanoraGeo-No.482 | 直前のページに戻る BACK⏎ このテーマ 2/23 ⇒NEXT |