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バイオ燃料 先進国ブラジル 22 BACK⏎ ⇒NEXT 直前のページに戻る |
アルコール車が初めて登場したのは 1979 年であるが、この年の生産は 4624 台にすぎず、
その本格的生産は1980年(25万台)からである。その年の1月には、すでに、この写真の北東部地方(ノルデステ)
の地方都市カンピナグランデのガソリンスタンドでも、アルコールの供給を受けられるようになっていた。
写真の二つの計量器の中段に書かれているように、左の ESSO ÁLCOOL がアルコール、右の ESSO COMUM
がレギュラーガソリンである(COMUM-コムン-はレギュラーの意)。アルコール計量器上部に書かれた
ÁLCOOL HIDRATADO は含水アルコールの意で、このアルコールには数 % の水分が含まれていることを示している。
そのため、アルコールはリッター当たりの走行距離がガソリンより短かく、価格は安く設定されている。
このスタンドの場合には、リッター当たり、アルコールが 1.14クルゼイロ、ガソリンが2.25クルゼイロであった
(クルゼイロはブラジルの昔の貨幣単位で、現在はレアル)。アルコールとガソリンの価格差は時期により、
場所によりかなり大きく変化する。
1980年1月13日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-7 13 10.29, -35 53 0.94 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り - |
PanoraGeo-No.489 | 直前のページに戻る BACK⏎ このテーマ 22/23 ⇒NEXT |