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シャパーダって何だ? 3 ジアマンチーナ台地 BACK⏎ ⇒NEXT 直前のページに戻る |
シャパーダ・ジアマンチーナの代表的見晴らし台であるパイイナシオの丘
から南方を臨むと、眼下に幅2㎞ ほどのカポン谷が横たわり、その両岸にテーブル状の丘
(シャパーダあるいはメサ)がそびえている。
それらの丘の崖に露出する地層を見ると、谷の西側(写真の右端)の丘の地層は緩く西(右)に
傾斜しているのに対し、谷の東側(写真の左)の丘の地層や地表は東(左)に向かって
緩く傾いている。東西の丘の地層は一連のもので、かつては緩やかに上にたわみ(褶曲し)ながら
連続していたが、現在ではその高かった部分(背斜、Anticline)が削られて谷になり、両翼が丘と
なって残っている。このような谷を背斜谷という。ここは背斜谷が一目で眺められる
貴重なスポットである
(参照:
「褶曲山地の背斜谷」のB.褶曲山地における谷の発達と地形の逆転)。
右遠方に見える孤立丘は、この背斜谷の中に削られずに残ったビュート(メサが侵食され、
頂面が狭くなった丘)のモロン(Morrão、大きな丘の意)で、この国立公園のランドマークの
ひとつである。
2007年3月6日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-12 27 32.90, -41 28 18.04 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 175° |
PanoraGeo-No.539 | 直前のページに戻る BACK⏎ このテーマ 3/18 ⇒NEXT |