![]() ビルカノータ山脈のアルパカ牧場Alpaca ranch in the Vilcanota Mountains |
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標高 6384m のアウサンガテ山を盟主とするビルカノータ山脈の北部には、標高 4000m 台の緩やかに起伏する高原がひろがっている。
その一角、標高 4500m の氷食谷の平坦な谷底にある小さな村落では、多数のアルパカが放牧されている。 熱帯高山は気温の年較差は小さいが日較差は大きく、プーナ帯ではしばしば霜が降りるほど冷える。 このため耕作は不可能で、住民はもっぱらリャマ、アルパカ、羊などの飼育を生業としている。
この写真のような草が豊かな湿地性の谷底はアルパカが最も好む環境である。これに対してリャマはもう少し選り好みが少なく、起伏の激しい岩がちな環境にも耐え、餌とする草の幅も広い。
飼育頭数で世界の87%(2004年)を占めるペルーのアルパカは、南部の諸県に多く、チチカカ湖のあるプーノ県を筆頭に、この写真のクスコ県とアレキパ県がこれに次いでいる*1)。
*1) Jorge Reyna (2005): Alpaca breeding in Peru and perspectives for the future
2011年9月10日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-13 38 14.47, -71 7 15.69 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 181°
PanoraGeo-No.616
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