![]() 筑波山南麓のスダジイ林を象徴する大御堂御神木The Ohmido sacred tree symbolizing the sudajii forest at the southern foot of Mt. Tsukuba |
randum
![]() ![]() ![]() テーマ 43 裾野も楽しい筑波山13 BACK⏎ ⇒NEXT 直前のページに戻る |
筑波山西麓の椎尾山薬王院付近と同様、南麓の筑波集落や筑波山神社を含む一帯にもスダジイ林がある(参照:右の図&衛星写真で見る筑波山南麓のスダジイ林)。 少なくないスダジイの大木の中でも代表的なのがこの樹高 20m の筑波山大御堂御神木(おおみどうごしんぼく)である。 樹齢 400 年と言われるので、江戸幕府三代将軍徳川家光以来の歴史を見てきた生き証人である: 筑波山大御堂は、奈良・平安時代の高僧、徳一大師(とくいつだいし)が創立した 筑波山知足院中禅寺に由来するものであるが、江戸時代には徳川家光によってこの場所に壮麗な堂舎が造られ、多くの参詣人で賑わうようになった。 しかし明治時代初頭の廃仏毀釈運動によって中禅寺は破壊され廃寺となり、その本堂であった大御堂のところには筑波山神社拝殿が造られた。 筑波山大御堂は、その後の 1930 年(昭和5年)に東京の護国寺の別院として再興された。筑波山神社の東を流れる千寺川(せんじゅがわ)沿いに仮堂が建設されたが、それは1938 年(昭和 13 年)の土石流で大破。 1961 年(昭和 36 年)になって現在の位置に民家を移築した大御堂が造られ、2020 年(令和2年)に新たな大御堂本堂が完成した。 二本のスダジイの大木の間に見える建物は本堂と一緒に完成した大御堂客殿である。 | ![]() |
2022年11月25日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):+36 12 45.00, +140 5 56.39 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 70° |
PanoraGeo-No.637
拡大