筑波山麓で今でも動いている水車Watermill still working at the foot of Mt. Tsukuba |
randum
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筑波山の北にある湯袋峠(ゆぶくろとうげ)を東に下ったところには、今でも元気に仕事をしている水車があり、杉線香を作るために杉の枯葉を粉にするのに使われている。 筑波山麓で現役の水車はこれだけであるが、水が豊富な筑波山麓では、かつてたくさんの水車が動いていた(参照:明治末期の筑波山の地図)。 それらの用途については、桜川市の出版物にある次の記述が参考になる:「真壁町では菓子店もみられた。 江戸時代の様子はよくわからないが、市内旧家に残された明治時代の古文書によると、「打物()」と呼ばれる菓子が地元で作られていたことが分かる。 打物は「みじん粉」に砂糖を加えて型に入れて作る干菓子の一種で、有名なものに落雁(らくがん)がある。 材料となるみじん粉とは、もち米を精米して挽いたもので、明治時代から昭和 30 年代ごろまで筑波・加波山麓で渓流を利用した水車により製粉する業者が多数あったこともあって真壁町内には多くの菓子店があった。」*1) *1) 桜川市歴史的風致維持向上計画(第2期)、p.64 . 1989年5月16日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):+36 13 49.78, +140 8 23.11 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 290° |
PanoraGeo-No.650 | 直前のページに戻る BACK⏎ このテーマ 24/26 ⇒NEXT |