海上保安庁巡視船が碇泊する新港埠頭四号岸壁No.4 Berth of the Schinko Pire where Japan Coast Guard patrol boats stay |
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横浜港と諸外国との貿易が盛んになると、大さん橋だけでは手狭になってきた。
そこで横浜築港第二期工事が計画され、1899 年から 1917 年にかけて工事が進められた。
こうして誕生したのがハンマーヘッドクレーンや赤レンガ倉庫がある新港埠頭である(資料:関東大震災被害復旧直後の新港埠頭)。
大正から昭和 10 年代にかけては北米航路やヨーロッパ航路などのターミナルとして賑わい、連日のように華やかな客船の出港風景が繰り広げられた。
とくに新港埠頭四号岸壁は北米航路の専用岸壁として使われ、浅間丸、龍田丸、秩父丸などの日本を代表する花形客船がその巨体を横づけしていた。
現在、新港埠頭の南東側の突堤(右突堤)は海上保安庁の横浜海上防災基地になっており、
その四号岸壁と五号岸壁には大小の巡視船が係留されている。この日の四号岸壁には巡視船あきつしま*1)が接岸していた。
2013 年竣工、長さ 150m、総トン数 7350トン(排水量 約6500トン)の世界最大級の巡視船で、2機のヘリコプター搭載が可能。
ソマリア沖の海賊対策などを考えての建造なので航続距離は2万海里(約37000㎞)以上ときわめて長い。
かつては、これより一回り大きい氷川丸(長さ 163.3m、総トン数 11622トン)などの外航客船がこの岸壁にこのように接岸し、出航して行ったのである。
*1) 巡視船あきつしま
2023年3月16日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):+35 27 22.46, +139 38 51.35 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 235°
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