横浜新港埠頭の赤レンガ倉庫(1)Aka-renga(Red Brick)Wearhouse in Shinko Pier, Yokohama (1) |
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赤レンガ倉庫は新港埠頭の付属施設で、輸入手続きが済んでいない物資を一時的に保管する保税倉庫として2棟建設された。
写真左が 1913 年完成の一号倉庫、右が 1911 年完成の二号倉庫である。
両倉庫とも三階建て、長さ 149m、幅 22.6m という同じ規模であったが、左の一号倉庫は 1923 年の関東大震災で中央部3割ほどが崩壊したため、海側(手前)の半分だけが残されている。
また、両倉庫ともこちら側が正面(表側)で、鉄道の引き込み線があり、貨物の積み下ろしに便利なようにプラットフォームが設けられていた。
数か所ある三角屋根の部分だけは4階建てのようになっている。この4階部分には当初クレーンの機械が据えつけられていたが、関東大震災で破損したため撤去された。
第二次世界大戦直後はアメリカ軍に約 10 年間接収されていた。収集解除後の 1956 年からは、一号倉庫は税関倉庫、二号倉庫は公共の上屋として港湾倉庫の役割に復帰した。
しかし、1960 年代以降、海上輸送のコンテナ化が急速に進んだが、新港埠頭はそれに対応できないため、赤レンガ倉庫の取扱量は減り続け、ついに 1989 年、80 年間にわたる港湾倉庫としての役割を終えた。
2023年3月16日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):+35 27 9.18, +139 38 38.20 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 255°
PanoraGeo-No.675 🔍拡大