芳賀町かしの森公園通りの谷津川谷渡りCrossing the Yatsu River Valley on Kashinomori Park Street in Haga Town |
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テーマ 45 ライトライン体験乗車12 BACK⏎ ⇒NEXT 直前のページに戻る |
宇都宮芳賀ライトレール線によって宇都宮市街と結ばれた清原工業団地、芳賀工業団地、芳賀・高根沢工業団地などの工業団地は宝積寺台地(ほうしゃくじだいち)の平坦面に造成されている。 宝積寺台地は、西の鬼怒川、東の五行川の低地に挟まれた台地で、紡錘形をした主体部だけでも南北約 30 ㎞、東西 5.5㎞、細部まで含めると45㎞にもなる長大な台地である。 周囲の低地からの比高は 20~25mある。その大部分は今から 25 万年前ごろに出来た宝積寺段丘というかなり古い河岸段丘である*1)。 古い割には平坦な段丘面が広く残っているが、ところどころに大きな開析谷が入り込んでいる。上記の各工業団地のある平坦地はそのような開析谷によって分けられている。 写真は芳賀工業団地のある台地(遠方)と芳賀・高根沢工業団地のある台地(手前)を隔てる谷津川の谷である。 かしの森公園通りやその中央を走るライトラインの線路が美しい曲線を描いてこの谷をを横断している。 遠方、坂の上の交差点では車の右折車線のために線路を曲げるなど、車との共存に気を使った様子が読み取れて微笑(ほほえ)ましい。
*1)宇都宮芳賀ライトレール線沿線の地形の(5)宝積寺(ほうしゃくじ)段丘面を参照
2024年3月21日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):+36 34 15.25, +140 0 51.90 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 206°
PanoraGeo-No.723 🔍拡大