東京スカイツリーから目立つ二つの名山:富士と筑波Two famous mountains that stand out from the Tokyo Skytree: Fuji and Tsukuba |
テーマ 42 筑波山はなぜ目立つ0 HOME⏎ ⇒NEXT 直前のページに戻る |
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「名山」と言えば思い出す人も多い深田久弥の「日本百名山」では、富士山は最も高い名山(3776m)、筑波山は最も低い名山(877m)である。
彼は筑波山について「私があえてこの山を推す理由の第一は、その歴史の古いことである」と万葉時代あるいはそれ以前から人々が霊峰としてあるいは行楽の地として親しんだ歴史を挙げている。
さらに近世においても「雪の富士、紫の筑波は、関東の二名山であって、吟詠の対象であったのみならず、江戸に配する好画題でもあった」と、筑波山の名山たる所以を述べている。
「山高きが故に貴からず」ということわざがあるが、筑波山はこの逆の「低いけれど貴い名山」である。
このような筑波山の個性について、この山の上半身については「その1」で、下半身については「その2」で紹介する。
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