ヤマレコの
「みんなの足跡」の筑波山の部分をお借りした。
オレンジ色の点は登山者の「足跡」で、人がたくさん歩く道は点がつながって線になり、多くの人が歩いたところは太い線になっている。
これを見ると、筑波山のトレイル網は極めてユニークである。メインルートは南麓の筑波山神社から御幸ヶ原への直登である。
しかし、東の中腹、つつじヶ丘からから女体山への道や、西麓のつくし湖や薬王院から男体山を目指す登山者も多い。
これ以外のルートも多くの人に使われており、まさに「四方八方から頂上へ」という表現もオーバーではない。
健脚の人なら富士山のお中道(おちゅうどう)よろしく、筑波山中腹一周 15㎞ の「筑波山お中道」(仮称)踏破も可能である。
このようなトレイルの多様性は、この山の孤立峰に近い山容の賜物である。
筑波山地域ジオパークは、筑波山や霞ケ浦の北西部などを含む一帯で、茨城県中南部の石岡市・笠間市・つくば市・桜川市・土浦市・かすみがうら市の6市にまたがっている。
ジオパーク内のおもな見どころ・見学場所のことをジオサイトというが、筑波山地域ジオパークには 26 のジオサイトがある。
筑波山に関係するものには筑波山山頂ジオサイトのほか、裾野の羽鳥、酒寄・椎尾、筑波山南麓、峰寺山・十三塚などのジオサイトがある。桜川中流ジオサイトも近い。
このように、裾野にも多くの見どころがあり、それらを巡るトレッキングは筑波山の魅力の一つである。
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