Grassland in patches in the Carájas Mountains indicating existence of iro ore randum


カラジャス鉱山
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カラジャス山地、鉄鉱石の存在を暗示する草原
Grassland indicating the presence of iron ore in Carájas Mountains

カラジャス鉱山(セラノルテ)に向かう道は鬱蒼とした熱帯林の中を進むが、 鉱山に着く少し手前から、突然視界が開ける。ほとんど樹木のない草原というか荒地である。 天然の植生であって、人工的な伐採地ではないという。 「カラジャス山地に鉄鉱床が発見されたのは 1967 年のことである。US スティール社のマンガン 探鉱チームの一員、27 歳のブラジル人地質学者ブレノ・ドス・サントスが、マラバ周辺を ヘリコプターで調査中、カラジャス山地の森林の中に樹木を欠く広い「空き地」を見つけた。 着陸して地表に転がる黒い石をマンガンの塊と期待して割ってみると、 中身はマンガンを示す黒ではなく赤で、鉄分を含むことを示していた。この「空き地」は、 鉄鉱石からなる土地が土壌化し固化してできた硬いラテライト(地元ではカンガという)が 地表を覆うために樹木が生育できない土地で、鉄鉱石の存在を示唆するものであった。」 (朝倉書店、世界地名大事典より)
1996年8月13日撮影   カメラの位置 (緯度,経度):-6 4 4.42, -50 7 48.51 (Google Map)  撮影方向:北から時計回り 140°
PanoraGeo-No.310     直前のページに戻る     BACK⏎ このテーマ 2/3 ⇒NEXT