Mesa landform of the Vila Velha Stete Park

ヴィラヴェーリャ州立公園のメサ地形

Mesa landform of Vila Velha Stete Park in Paraná

randum


 テーマ 24

温帯のブラジル
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Timnny in Vila Velha
ヴィラヴェーリャの奇岩

 ヴィラヴェーリャはクリチバ市の西北西 80㎞ にあるパラナ州の州立公園である。 パラナ州の高原は東から西へ、第一高原、第二高原、第三高原の三つに分かれるが、ここは第二高原である。 第二高原は、西に向かって緩やかに傾斜する古生代の地層がつくるケスタの背面である。 (参照:地形地質断面図の (2))。 この古生代の硬い砂岩層がむき出しになって、各所で写真のような台地(メサ)をつくっている。 メサの縁辺部の岩石が節理(割れ目)に沿って侵食を受けてできた多数の奇妙な形の岩塔がこの公園の呼び物である。 その名のヴィラは「村」、ヴェーリャは「古い」の意味で、たくさんの岩塔が並んだ景観を村の家々が並んだのになぞらえて「古い村」と呼んだものである。 古生代の硬岩層はヴィラヴェーリャの 20㎞ ほど東で、東を向いたケスタの崖をつくっている。 この崖より東には、先カンブリア時代の岩石の準平原である第一高原がひろがり、クリチバなどの都市がある。 ヴィラヴェーリャ付近には、部分的に写真のような草原が発達している。アルゼンチンパンパに代表される南米温帯草原の最北部である。

1994年8月10日撮影   カメラの位置 (緯度,経度):-25 14 26.86, -50 1 49.97 (Google Map)  撮影方向:北から時計回り 114°

PanoraGeo-No.356   🔍拡大

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