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温帯のブラジル 6 BACK⏎ ⇒NEXT 直前のページに戻る |
マテ茶は、「温帯のブラジル」のほか、パラグアイ、ウルグアイ、アルゼンチンなどで
愛飲されている。原料のエルバマテ(Ilex paraguariensis)は、「温帯のブラジル」の北半部
(低緯度側半分)などに広く分布する常緑混合林(アラウカリア林)の中に自生する灌木であるが、
写真のこの工場では、裏にある畑で栽培されていた。マテ茶は、工場の前に立つ巨大な模型のような
茶器を使って飲む。容器(クイア Cuia)は瓢箪からつくったものが多い。上に突き出した棒(ボンバ Bomba)
は、お茶を吸うための一種のストローで、下端には茶こしがついている。
このような茶器を使って飲むマテ茶は、日本茶でいえば緑茶に当たるものが多いが、このほか、
紅茶のように加工したロースト(or ブラック)マテ茶(Mate tostado)もあり、ティーバックなどの
形で売られているものにはこれが多い。
1998年7月22日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-25 53 40.93, -50 21 32.63 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 120° |
PanoraGeo-No.362 | 直前のページに戻る BACK⏎ このテーマ 6/21 ⇒NEXT |