![]() |
randum
![]() ![]() ![]() ユニークな山と丘 熱帯の地学(2) 5 BACK⏎ ⇒NEXT 直前のページに戻る |
ブラジル、バイア州南部の海岸平野にあるイタマラジュ市の郊外には、
岩山(ボルンハルト)が密集してそびえる小規模なボルンハルトフィールドがある。その中でひときわ目立つ
ボルンハルトが、この写真で雲を突いてそびえるペスコーソの岩山(Pedra Monte Pescoço)である。
石英閃緑岩の一枚岩からなり、山腹の岩壁の高さは 400m くらいある。
このような背の高いボルンハルトが形成されるためには、
かなり長期間、地盤が安定し湿潤で高温な気候が続く必要がある。すなわち、参考図
ボルンハルトの形成と崩壊の図A
の風化層(レゴリス)が侵食で取り去られるだけでなく、その後時間をかけて地表面が低下し、それに伴って
風化基底面が低下する(深層風化が進行する)という、図Bから図Dに至るような
プロセスが必要である。
1981年7月22日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-16 55 4.65, -39 32 12.01 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 208° |
PanoraGeo-No.525
![]() |
直前のページに戻る BACK⏎ このテーマ 5/21 ⇒NEXT |