Monte de Pescosso, Bahia randum


ユニークな山と丘
熱帯の地学(2)
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バイア州南部の背の高いボルンハルト、ペスコーソの岩山
Pedra Monte Pescoço, a tall bornhardt in southern Bahia

ブラジル、バイア州南部の海岸平野にあるイタマラジュ市の郊外には、 岩山(ボルンハルト)が密集してそびえる小規模なボルンハルトフィールドがある。その中でひときわ目立つ ボルンハルトが、この写真で雲を突いてそびえるペスコーソの岩山(Pedra Monte Pescoço)である。 石英閃緑岩の一枚岩からなり、山腹の岩壁の高さは 400m くらいある。 このような背の高いボルンハルトが形成されるためには、 かなり長期間、地盤が安定し湿潤で高温な気候が続く必要がある。すなわち、参考図 ボルンハルトの形成と崩壊の図 の風化層(レゴリス)が侵食で取り去られるだけでなく、その後時間をかけて地表面が低下し、それに伴って 風化基底面が低下する(深層風化が進行する)という、図から図に至るような プロセスが必要である。
1981年7月22日撮影  カメラの位置 (緯度,経度):-16 55 4.65, -39 32 12.01 (Google Map)  撮影方向:北から時計回り 208°
PanoraGeo-No.525     直前のページに戻る     BACK⏎ このテーマ 5/21 ⇒NEXT