Residial hills in Tanzania randum


ユニークな山と丘
熱帯の地学(2)
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Climate of Dodoma
ドドマの気温と降水量1)

インゼルベルクという名前がはじめて使われたタンザニアの残丘
Residial hills in Tanzania where the name "Inserberg" used for the first time

東アフリカのタンザニア中部にあるドドマ市は、標高 1100m 前後の侵食平野が広がる 高原にある。熱帯半乾燥気候(ケッペンの高温ステップ気候 BSh)のこの地方の3月は雨季の終盤で、ドドマ市街は 緑豊かである。その郊外にそびえるシンバの丘(Simba Hill、写真右端、ライオンの丘の意)は、さながら 大海に浮かぶ島のようで、まさにインゼルベルク(島状丘)そのものである。このインゼルベルクという 地形名は、19世紀末に当時のドイツ領東アフリカ(現在のタンザニア)の地形地質を研究したドイツ人地質学者 ウイルヘルム・ボルンハルト(Wilhelm Bornhardt、1864-1946)が初めて使ったものである。 後の研究者は、彼の業績を讃えるために、ドーム状のインゼルベルクのことをボルンハルトとよぶようになった。 この写真のシンバの丘は、上部に急な崖のドームがそびえ、下部にはそこから崩れ落ちた岩塊が たまった斜面があり、崩壊期のボルンハルトの特徴を示している(参照: ボルンハルトの形成と崩壊の図)。
1)Climate-data.org の climate model 1982-2012年 による。
1986年3月31日撮影  カメラの位置 (緯度,経度):-6 12 14.50, +35 45 12.22 (Google Map)  撮影方向:北から時計回り 358°
PanoraGeo-No.524     直前のページに戻る     BACK⏎ このテーマ 19/21 ⇒NEXT