Ponte Rodoviária de Estreito sobre Rio Tocantins

トカンチンス川エストレイト橋

Estreito Bridge over the Tocantins River

randum


 テーマ 38

アマゾン横断道路
6

BACK⏎ ⇒NEXT

直前のページに戻る

 アマゾニア(アマゾン地方)の二大幹線道路であるベレン・ブラジリア道路(南北方向)とアマゾン横断道路(東西方向)とが交差する地点で、両道路は共にこの橋でトカンチンス川を渡っている。 アマゾン横断道路にとっては、東部のノルデステ区間と西部のアマゾニア区間の境目に当たる。 橋はトカンチンス川の水面幅が 600m ほどから 130m へと急減(水深は急増)した地点に建設された。 エストレイトとは「狭い」を意味するが、これは、橋が狭いのではなく、川が狭まるところに立地した集落の名である。 橋の全長は 510m あるが、その中央部の水面を跨ぐ 140m の橋桁は、コンクリート橋としては世界最長級のものという。ブラジル高原中央部のサバナ気候地域から流れ来るトカンチンス川の水位は季節により大きく変動する。 この写真に見られる橋脚下部の黒い汚れは、雨季になると水位がそこまで上がることを示している。 ベレン・ブラジリア道路は、新首都ブラジリアとアマゾン川河口近くのベレンを結ぶ 2260㎞ の幹線道路で、この橋の完成やブラジリアの遷都と同じ 1960 年に開通、1970 年には全線がアスファルト舗装された。この道路によって、アマゾン地方とブラジルの中心部とが初めて道路で結ばれた。

1981年8月6日撮影  カメラの位置 (緯度,経度):-6 33 31.37, -47 27 27.01 (Google Map)  撮影方向:北から時計回り 232°

PanoraGeo-No.87     直前のページに戻る     BACK⏎  このテーマ 6/26  ⇒NEXT