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randum
![]() ![]() ![]() アマゾン横断道路 21 BACK⏎ ⇒NEXT 直前のページに戻る |
アマゾン横断道路沿線の農家の庭先につくられた小規模なカカオ園である。
丈のそろった低木がカカオの木で、右手の屋根の大きな建物はカカオ豆を干す乾燥舎である。
ラグビーボールのようなカカオの実を割って白い果肉(パルプ)に包まれたカカオ豆を取り出し、
絞って果肉を取り除き、発酵させたものを、この乾燥舎で乾かす。
大屋根の下には可動性の巨大なトレーがあり、カカオ豆をその上に広げ、日中はトレーを屋根から
引き出して天日乾燥させる
(参照)。夜間や雨の時には大屋根の下に滑り込ませる。
カカオはパラ州のアマゾン横断道路沿線(マラバ・イタイツーバ間)で最も盛んに栽培されている
作物である。このほかに、キャッサバ(マニオク)、バナナ、フェジョン豆(いんげん)などが
おもな作物で、かつてほど多くはないが、コメやフェジョン豆も栽培されている
(参考:主要作物の作付面積)。
これらの作物をつくる畑は近年ではほとんど増えていないのに対し、大規模な牧場は急増中である。
農業を営む小規模自作農の育成というアマゾン横断道路入植計画は、今では完全に破綻してしまった。
2007年9月3日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-3 45 39.79, -53 51 5.97 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 316° |
PanoraGeo-No.99
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