「黒い川」の浸水林、イガポー林Flooded forest of the "blackwater river", Igapó |
randum
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「黒い川」や「澄んだ川」の河岸や中州などに生え、一年の半分くらいは水に浸かっている林をイガポー林という。 同じ浸水林でも、養分に富んだ水と土壌の氾濫原に生えた氾濫原林(ヴァルゼア林)は、樹種も豊富で、なかには樹高数十mの巨大高木もみられるが、イガポー林は、はるかに貧弱で、その生育環境は著しい貧栄養である。 とくに、「黒い川」の黒い水は、蒸留水と同じと言われるほど無機養分に乏しく、また強い酸性である。 したがって、イガポー林の木々は、時には樹高 20m のものもあるが、この写真のような4~5m の低木がほとんどで、また、離れ離れに生えていることが多い。樹種数もほかのタイプの熱帯林より少ない。
2005年3月4日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-2 46 48.17, -56 46 46.50 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 36°
PanoraGeo-No.110 🔍拡大