アマゾン平野の低地(ヴァルゼア)と台地(テラフィルメ)Lowland (várzea) and upland (terra firme) of the Amazon Plain |
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> アマゾン盆地はおもにヴァルゼアとよばれる低地とテラフィルメとよばれる台地からなっている。
台地とそれに隣接する川や低地との比高は数mから100mを超すものまでさまざまであるが、低いものでも川の増水時に浸水することはない。
これに対して、低地は川が土砂を堆積してできた土地、すなわち常に浸水の可能性がある氾濫原である。
この写真はアマゾナス州東部のパリンチンス市でアマゾン川と合流する支流、ラモス川から見た景観である。
遠方には森林におおわれた台地(テラフィルメ)が横たわり、その上や麓には人家が見える。
台地の麓から手前に低地(ヴァルゼア=氾濫原)がひろがっている。手前の牛が放牧されているところはラモス川の自然堤防である。
この写真を撮影した7月は水位が高い時期であるが、水に浸かっていない。
低地(氾濫原)の中でもこのように比較的高いところを高ヴァルゼアという。しかし、高ヴァルゼアもたまに起こる大洪水の時には水に浸かる。
自然堤防の向こうに見える水面は、水位がもう少し下がると陸化する低ヴァルゼアや常に水を湛えた氾濫原湖である。
2004年7月30日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-2 42 25.64, -56 42 39.28 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 107°
PanoraGeo-No.11 🔍拡大