ラモス川氾濫原における果樹栽培Fruit tree cultivation in the Ramos River flood plain |
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ジュート(黄麻)栽培が衰退して以降、アマゾン中流部の氾濫原における商品作物に目立ったものがない。 バナナ、カカオ、パッションフルーツなどの果樹やトウモロコシなどが一部で換金作物として栽培されているが、多くは自給生産の域を出ない。 写真は果樹の自給的栽培地である。 カカオ(前列左から2番目の丸い樹姿)、バナナ(同3番目と5番目の背が低く大きな葉)、パパイア(4番目、バナナの間)などが混作されている。 これらの背後にある枝葉の豊かな背の高い木はマンゴーの可能性が高い。 虫害や病害が蔓延しないよう、同一種の作物を広く栽培するのではなく、多種の作物を混作するのが熱帯での一般的農法である。 手前の水面を覆う草は、この地方の河岸を縁取る代表的な浮草で、牛や水牛の飼料となるカナラーナ(Canarana)である。
参考文献 Souza Maciel,R.J.de, et al.(2012): Levantamento de especies frutiferas em area de varzea do municipio de Parintins - Amazonas (ポルトガル語--アマゾナス州パリンチンス市の氾濫原地帯における果樹種の調査)
2002年8月7日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-3 4 34.70, -57 51 43.64 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 297°
PanoraGeo-No.347 🔍拡大