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キャッサバの故郷 3 BACK⏎ ⇒NEXT 直前のページに戻る キャッサバの苗木 |
アマゾン平野に広く分布するテラフィルメ(台地)を刻んで流れ出る小河川
の水は、土砂をほとんど含まないきれいな水である。そのため、土砂が河岸に堆積してできる
肥沃な低地(氾濫原)はほとんどなく、台地のへりの斜面が、直接川の水面に接している。
畑は台地の斜面か台地の上の痩せた土地につくるしかない。写真はそのような河岸に住む農民の家と
斜面につくられた焼畑である。焼畑にはキャッサバが植えられていたが、収穫期になり、
斜面下部の 2/3 以上は既に刈り取られている。刈り取られた後の斜面に散乱している棒切れは、
焼畑をつくる火入れで燃え残った木の幹である。また、3、4か所見える緑のかたまりは、
次の焼畑に植えるキャッサバの苗木を纏めて置いたもである(右の写真)。収穫したキャッサバの
幹の太いところをこのように取って置き、長さ 20㎝ くらいに切った幹を植えれば、新しいキャッサバが
芽吹いてくる。
2002年8月3日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-3 6 9.21, -56 50 30.95 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 273° |
PanoraGeo-No.192 | 直前のページに戻る BACK⏎ このテーマ 3/16 ⇒NEXT |