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キャッサバの故郷 5 BACK⏎ ⇒NEXT 直前のページに戻る |
アマゾン地方のテラフィルメ台地のおもな作物は、養分に乏しい
土壌でもよく育つキャッサバである。土壌に蓄えられたわずかばかりの養分と森林を焼いて
生ずる灰を主な肥料として、キャッサバが栽培される。
一度キャッサバを栽培した焼畑は放棄され、別の土地に焼畑がつくられる。
放棄された土地には二次林(カポエイラ)が再生してくる。
20 年前後たち、土にいくらかの養分がたまり、燃やして十分な灰ができるほど木々が育つと、
焼畑にするために二次林が再び焼却される。写真はそのような段階の、焼かれた二次林の景観である。
現在のアマゾン地方の焼畑の大部分は、このように二次林を焼いて行われるものなので、
焼畑によって原生林が大規模に破壊されているというような状況ではない。言い換えれば、
現在のアマゾニアにおいて、焼畑は森林消失の主要因ではない。
2004年7月31日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-2 56 57.40, -56 47 12.58 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 130° |
PanoraGeo-No.194 | 直前のページに戻る BACK⏎ このテーマ 5/16 ⇒NEXT |