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キャッサバの故郷 6 BACK⏎ ⇒NEXT 直前のページに戻る |
アマゾン平野では、キャッサバはおもにテラフィルメ(台地)で栽培される。
氾濫原(ヴァルゼア)は、土は肥沃であるがキャッサバには向いていない。ふつう、収穫までに
1年以上かかるので、氾濫原では水没の恐れがあるうえ、氾濫原の粘土質な土は好まない。
テラフィルメでも、肥沃でない荒い砂の土地がよい。写真はテラフィルメの
インディオ黒色土(テラプレータ)という土にひらかれた焼畑である。この土は、先住民が長い間
残飯などの有機物を投入しつづけてつくったとう比較的肥沃な黒土である。
遠方にキャッサバが植えられ、手前にはトウモロコシとスイカが混作されている。
キャッサバの育ちは良いが、ここまでにするには雑草がはびこって除草が大変だった、この土は
キャッサバには向かないと農民は言っていた。熱帯では病虫害を少なくするために複数の作物を
混作することが多いが、キャッサバはそれだけを密植することができる。葉にも根にも
毒があって虫や動物の害を受けにくいためで、これがキャッサバの最大の長所である。
2003年7月29日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-2 52 48.04, -56 45 22.37 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 251° |
PanoraGeo-No.382 | 直前のページに戻る BACK⏎ このテーマ 6/16 ⇒NEXT |