ペルー南部の高峰、サルカンタイ山Nevado Salcantay (or Salkantay), a high peak in southern Peru |
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アマゾン川上流の二つの大きな支流で、マラニョン川と並ぶもう一つの支流がウカヤリ川である。 ウカヤリ川は熱帯雨林に覆われた低地をアンデス山脈東麓沿いに 1500㎞ あまり流れるが、その上流は、アンデス山中を流れる二つの支流、アプリマック川とウルバンバ川からなっている。 この写真のサルカンタイ山は、アンデス東山系ビルカバンバ山塊に深い谷を刻んで流れるこの二つの川の分水界に聳えている。 サルカンタイ山の南面(写真手前)がアプリマック川の流域で、向こう側にウルバンバ川の深い谷がある。ウルバンバ川に向かって伸びる尾根の北端付近には、インカの遺跡として有名な観光地マチュピチュがある。 サルカンタイ山の海抜標高 6271m(一説には 6264m)は、ペルーの山岳の中で 14 位であるが、周囲からの突出程度を示すプロミネンスという指標は、ペルー最高峰のワスカラン山(標高 6768m)の 2776m に次ぐ 2540m で、登攀が容易でない山であることを示している。 これまで、「アマゾン川の源流」(アマゾン水系最長流路の始点)はペルー南部のアプリマック川上流にあるとされてきた。 しかし、近年、アマゾン川の源流はこれとは遠く離れたペルー中部のマンタロ川上流部にあるという見解が出され、一部で注目されるようになった*1) (参照:アマゾン川の源流はどこか?その1)。
*1) たとえば、CNN.co.jp (2023.12.10 posted): 世界最長はアマゾン川? 国際科学者チームが長さを再測定へ
2011年9月15日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-13 25 31.34, -72 30 40.11 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 333°
PanoraGeo-No.238 🔍拡大