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アタカマ砂漠・ アタカマ高地 16 BACK⏎ ⇒NEXT 直前のページに戻る |
アルティプラノ(ボリビア高原)の南部からその南につづくアタカマ高地に
かけての地域(南緯 19 度~28 度)には、最大のウユニ塩地からこの写真のマリクンガ塩地のように
小さなものまで、多数の塩地(塩原)が分布している。このように塩地が多いのは、
この地域がアンデス山脈でもっとも乾燥したところだからである。火山による堰き止めや地殻変動で
できた閉じた凹地(内陸流域)の底には、周りで降った雨水や雪解け水が集まって湖ができるが、
水の量がきわめてわずかなため、凹地から溢れ出ることはなく、そこですべて蒸発してしまう。
蒸発した水から析出した塩分が少しずつ蓄積して、塩湖になり、ついには塩原になる。
遠方のピークはコピアポ火山(6052m)である。ペルー南部からチリ・アルゼンチン北部
へのびる(南緯15度から28度)中部アンデス火山群の最南部にある火山のひとつである。
この付近から南部アンデス火山群が始まるまでの約600㎞の区間、
アンデス山脈には火山はない。
2003年8月30日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-26 50 15.76, -69 3 47.40 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 191° |
PanoraGeo-No.239 | 直前のページに戻る BACK⏎ このテーマ 16/20 ⇒NEXT |