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アタカマ砂漠・ アタカマ高地 15 BACK⏎ ⇒NEXT 直前のページに戻る |
アタカマ高地の南部、チリのネバド・(デ)・トレスクルセス国立公園内の
標高3800mの盆地には、トレスクルセス火山などの周囲の山から流れ出る川がつくった
扇状地の広大な礫砂漠がひろがっている。
写真の遠方、この扇状地の扇端にはマリクンガ塩地があるはずであるが、浮島現象のために見えない。
浮島現象は逃げ水と同じ原理で生ずる下位蜃気楼といわれるもので、実物の下に鏡に映ったような形の
虚像が見える。マリクンガ塩地の上の空気が日射で温められ、下部ほど高温・低密度になったため、
光が下にたわむ形に屈折して進むことによって生じた蜃気楼である。
高山気候の特徴のひとつ、強烈な日射が演ずるファンタジーといえよう。
2003年8月30日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-27 5 52.70, -69 6 44.85 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 9° |
PanoraGeo-No.428 | 直前のページに戻る BACK⏎ このテーマ 15/20 ⇒NEXT |