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ぼくとわたしの 富士登山 9 BACK⏎ ⇒NEXT 直前のページに戻る |
富士山頂上の火口を取り巻くいくつかの峰のうち、最も高いのが写真左端の
剣ヶ峰(3776m)で、その頂に気象観測用の富士山レーダーが設置されていた。1964 年に完成、
翌年3月から運用が開始され、とくに南方海上から接近してくる台風の観測に威力を発揮した。しかし、
気象衛星などの気象観測技術の進化によってその役割を終え、1999 年に引退。レーダードームは山麓の
富士吉田市郊外に移設され、富士山レーダードーム館になっている。 写真の中央から右にかけて見えるのは、富士山火口の主体をなす大内院の西部である。大内院内の北向き~東向き 斜面は、気温が上がる昼から午後にかけ、大内院を取り巻く垂直な岩壁の陰になるために残雪が最も多い。 地理院地図でも、剣ヶ峰の東のこの部分が、富士山頂上部でもっとも 万年雪が 多いところとされている(参照:富士山山頂部の地形図)。 1979年8月3日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):+35 21 36.06, +138 43 47.62 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 293° |
PanoraGeo-No.321 | 直前のページに戻る BACK⏎ このテーマ 9/17 ⇒NEXT |