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ぼくとわたしの 富士登山 15 BACK⏎ ⇒NEXT 直前のページに戻る |
吉田大沢の砂走りを楽しむ大勢の登山者。
行く手に小さく見える赤い屋根は五・五合目の経ヶ岳六角堂。その右手前の左右に長い屋根は
砂走りの終点、六合目雲海荘(焼失して今は無い)。みんなに交じって、ぼくとわたしも
レッツゴー。砂走りは須走口登山道や御殿場口登山道の下山コースでも可能で、
いわば富士登山の呼び物の一つである。ただ、砂走りの「砂」は、須走口・御殿場口登山道では
宝永山が噴出した細かいスコリアであるが、吉田大沢の場合には、まわりの崖から落ちてきた
砂礫なので、時にはかなり大きな角礫が混じっている。転んで頭を打たないよう気を付けよう!
ところが、もっと気を付けなければならないことがあった。ぼくとわたしが駆け抜けたまさに
この場所で、翌年 1980 年の夏、12 名の方が亡くなるという大事故が起きた。
吉田大沢落石事故である。
その結果、長年続いてきた吉田大沢の砂走りは終わってしまった。
1979年8月3日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):+35 22 43.38, +138 44 29.54 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 36° |
PanoraGeo-No.325 | 直前のページに戻る BACK⏎ このテーマ 15/17 ⇒NEXT |