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キャッサバの故郷 16 BACK⏎ ⇒HOME 直前のページに戻る |
ブラジル北東部地方(ノルデステ)の地方都市のホテルの朝食、手前のかごには、
パンと「タピオカTapioca」が入っている。「タピオカ」はキャッサバからとれる澱粉を水で練ってフライパンで
焼いた薄いパンケーキかクレープのようなもので、先住民伝来の代表的ブラジル料理である。最近では、
さまざまな具を包んで食べることが多いが、写真の「タピオカ」はバターを塗ってパンの代わりに食べる
もっともシンプルなものである。なお、タピオカという語は、国際的には、キャッサバからとれる澱粉
という意味で使われるので、このような料理を「タピオカ」と言うのはブラジルの庶民だけらしい。
ブラジルでも正式には、タピオカはキャッサバ澱粉のことを言う。このばあいには、上記の
パンケーキのようなものに対してはベイジューBeijuという名がある。「タピオカ」のほかにも、
ブラジルにはさまざまなキャッサバを原料とした食べ物があるが、その中で、近年、全国的に普及した
のはポンデケージョ(チーズパン)である。グルテンを含まないので、とくに小麦アレルギーの人には
有難い存在である。
1981年8月15日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-7 13 2.17, -35 53 6.30 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り - |
PanoraGeo-No.383 | 直前のページに戻る BACK⏎ このテーマ 16/16 ⇒HOME |