![]() 分流・合流を繰り返すアマゾン川、でも網状河川ではない・・・The Amazon, branching and merging, but it is not a braided river |
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![]() ![]() ![]() テーマ 28 アマゾン川をたどる16 BACK⏎ ⇒NEXT 直前のページに戻る |
アマゾナス州東部、パリンチンス市西方、モカンボ地区のアマゾン川を上流を向いて撮影したものである。
逆光の水面が白く反射して美しい。
アマゾン川は分流と合流を繰り返し、分流した流路の間に沖積島(川中島)を抱きながら流れている。
このような写真を見てすぐ思い付く術語は網状流(もうじょうりゅう)あるいは網状河川である(右の写真)。
網状河川については、「多くの浅い水路と砂州(砂礫の州?、引用者注)からなる河川を網状河川と呼びます。
網状河川は山地に近い河川の上流部に発達し、増水時には流路は合体して太い一本の流れをなします。
網状河川からは、礫や砂を主体とする地層が堆積します。」*1)というのが一般的な説明である。
しかし、この引用文に下線を引いた部分は、この写真のアマゾン川には全く当てはまらない。
この部分のアマゾン川は、流路は深く、山地から遠い下流部で、増水時にも一本にはならず、泥を堆積する川である。 | ![]() ボリビア、アンデス山中の網状河川、コチャバンバ市南方のカピノタ川 |
*1) 産総研 地質調査総合センター絵で見る地球科学: 網状河川
*2) Anastomosing の原型の Anastomosis は、日本語では吻合(ふんごう)と訳される医学用語で、血管などの管状器官をつなぐ手術のことや、血管などが分岐収斂している状態を意味している。
後者の意味の吻合は血管、とくに静脈に多くみられ、たとえば、手の甲や二の腕の表面には、不規則な網状に分岐収斂しながら走る青い静脈がみられる(人が多い)。
このような形態の川が「アナストモージング河川」であるが、適当な日本語がない。「吻合河川」では何のことかわからないし、「血管河川」「静脈河川」は不気味。
*3) 地形学辞典(二宮書店):p.606:項目「網状流」
2002年8月14日撮影
カメラの位置 (緯度,経度):-2 42 24.96, -56 59 19.72 (Google Map)
撮影方向:北から時計回り 313°
写真中心位置:-2 28 37.40, -57 15 4.64 (Google Map)
PanoraGeo-No.397 🔍拡大