アマゾン川とパラ川をつなぐ天然の運河Natural canal connecting the Amazon River and the Pará River |
randum
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アマゾン中流部のマナウスを出て船中3泊後の朝、目が覚めるとベレンへ向かう定期船は速度を緩めてマラジョー島の西を北から南に流れるタジャプル水路(Furo do Tajapuru)を通過している。 すでに、アマゾン河口部である。タジャプル水路はアマゾン川本流とその南を並流するパラ川を結ぶ天然の運河である。 このようにひとつの川と別の川相互をつなぐ水路や川と湖沼をつなぐ水路のことを、現地ではフーロ(Furo)とよんでいる。 マラジョー島の西には、タジャプルー水路をはじめ、2、3本の水路が分流と合流を繰り返しながら流れて、マラジョー島と本土を隔てる水路地帯をつくっている(参照:アマゾン河口部の衛星写真)。 ベレン・マナウス航路の船は、これらの水路のうち最も近道のタジャプル水路を利用することが多い。 沿岸には住宅が点々と並び、カヌーで住民が行き来している。水路の水が褐色に濁っているのは、アマゾン川の濁水が大量に流入してくるためである。ここまで来ればベレンまではあと1日だ。
1981年7月14日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-1 21 53.61, -50 48 8.39 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 180°
PanoraGeo-No.398 🔍拡大