Cape Remanso and the river bank collapse randum


アマゾン川
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レマンソ岬と河岸崩壊地
Cape Remanso and the river bank collapse

アマゾン川に突き出したレマンソ岬付近一帯の台地をつくるのは、アルテルドシャン層と よばれる中生代白亜紀後期の陸成の砂岩や泥岩層である。一般に、あまり固結度の高くない地層であるが、その中に局部的 にやや硬い層があると、このレマンソ岬のような突出部ができる。アマゾン川の激しい侵食によって、岬の尖端から上流側の河岸には、 垂直な露岩の崖が続き、ところどころに、写真のような崩壊地ができている。このような崩壊で生じた土砂は、 アマゾン川の流れで運ばれて、近くの河床や河岸に堆積し、河床変化の要因となる。中流部まで下ってくると、 アマゾン川の運搬物質も河岸をつくる物質も泥(粘土やシルトなどの細粒物質)が中心になる。このような川は一般に川幅に対して 深さが大きく、また流路変化を起こすことも少ない、いわば「おとなしい川」である。アマゾン川中流部は、 本質的にはそのような川であるが、方々で台地を削って、河床変動を起こす原因となる砂などの粗粒な物質の供給を受け るため、完全に「おとなしい川」になりきれずにいる。
2002年8月11日撮影  カメラの位置 (緯度,経度):-2 27 23.80, -57 20 1.22 (Google Map)  撮影方向:北から時計回り 73°
PanoraGeo-No.408     直前のページに戻る     BACK⏎ このテーマ 11/17 ⇒NEXT