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アタカマ砂漠・ アタカマ高地 20 BACK⏎ ⇒HOME 直前のページに戻る ラセレナの気温と降水量1) |
南緯30度、南アメリカ大陸西岸に沿う長大な砂漠の南限に近い海岸に、
ラセレナとコキンボという、ともに人口20万前後の双子都市がある。両市の市街地はほぼ連接している。
ラセレナは、首都サンティアゴに次いでチリで2番目に古い都市である。
写真のような深い湾入に恵まれたコキンボは、ラセレナの外港として発展してきた。
この港の現在のおもな積み出し品は、近くで採れる銅とワインである。
隣接した都市ラセレナの気候1)は、冬雨型で、年平均気温13.7℃、
年降水量86mmであるから、ケッペンの気候区分では完全な砂漠気候である。しかし、
沖を流れる寒流(フンボルト海流)が原因の一つである海岸砂漠の常として、
写真のような低い雲や海霧に閉ざされることが多い(海霧について、詳しくは、
PanoraGeoテーマ18「霧の砂漠」を参照)。
1) 気象庁資料平年値(1981-2010年) 2003年9月2日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-29 59 30.05, -71 21 43.50 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 29° |
PanoraGeo-No.421 | 直前のページに戻る BACK⏎ このテーマ 20/20 ⇒HOME |