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アタカマ砂漠・ アタカマ高地 9 BACK⏎ ⇒NEXT 直前のページに戻る コピアポの気温と降水量1) |
コピアポはアタカマ砂漠核心地域の南端に位置する都市。ここは、年降水量
20mm以下で、無植生の土地がひろがるが、これより南では、年に数十ミリの降水があり疎らな植生がみられる
ようになる。コピアポを流れるコピアポ川は、コピアポ火山などアタカマ高地の山々の融雪水に
涵養される水の豊かな外来河川である。その下流部約150㎞の沿岸には耕地が続いている。
写真は、コピアポ市のやや下流に開かれたブドウ園で、畝にはオリーブや
ポプラの木立も見られる。この付近の海岸山脈には、銅や金をはじめとした金属資源を産する
鉱山が多い。2010年、落盤で大勢の労働者が地下 600m に閉じ込められ、69 日後に奇跡的に救助されて
話題になったサンホセ鉱山は、この写真の地点から 15㎞ ほど北にある。
ペルーの海岸砂漠に比べると、アタカマ砂漠にはこのような河川オアシスが非常に少ない。とくに、
このコピアポ川より北では、カラマ市などがあるロア川まで約 600km にわたって川らしい川がなく、
無植生の砂漠、すなわちアタカマ砂漠核心地域がひろがる。 1) Direccion Meteorologica de Chile(2001):ESTADISTICA CLIMATOLOGIA, Tomo I より作成 2003年9月1日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-27 17 52.74, -70 27 29.73 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 6° |
PanoraGeo-No.208 | 直前のページに戻る BACK⏎ このテーマ 9/20 ⇒NEXT |