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アルゼンチンの砂漠 10 BACK⏎ ⇒NEXT 直前のページに戻る |
タランパヤ国立公園タランパヤ川峡谷の垂直な崖の下にできた崖錐の上に横たわる
岩塊の表面には、さまざまな岩絵が描かれている。岩の表面を削って描いたペトログリフ
というタイプの岩絵である。ここのペトログリフは、乾燥した砂漠気候のもとで岩石の表面にできた
黒い砂漠ワニスを削って描かれている。砂漠ワニスは、岩石の表面に付着した塵などが、
乾燥した気候下で酸化してできる被膜で、おもにマンガンや鉄の酸化物である。
タランパヤの岩絵には、幾何学的模様、人物、動物(とくにグアナコが多い)、動物や人の足形などがある。
この付近の遺跡から見つかる有機物のC14年代測定では2590年~960年前という結果が出ているので
1)、岩絵もその頃の人々が描いたものと考えられる。 1)Secretaria de Turismo, Argentina(1999): A Proposal for the nomination of the natural - cultural parks Ischigualasto-Talampaya as a world heritage site. https://whc.unesco.org/uploads/nominations/966.pdf (11.2MB), p.18-19 2004年9月5日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-29 47 29.68, -67 50 40.80 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 134° |
PanoraGeo-No.432 | 直前のページに戻る BACK⏎ このテーマ 10/21 ⇒NEXT |