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アルゼンチンの砂漠 16 BACK⏎ ⇒NEXT 直前のページに戻る |
アルゼンチンには5つの産油地域(堆積盆地)がある
(参照 こちら)が、同国の石油の82%は
サンホルヘ湾盆地(コモドロリバダビア市周辺)とネウケン盆地で生産されていた(2004 年)。
ネウケン盆地では、古生代の火成岩や変成岩を基盤の上に、最大 6000m に達する中生代の地層が
横たわっており(参考:
ネウケン盆地の地下構造)、この地層から原油や天然ガスが採取される。
写真は、ネウケン盆地の東部、コロラド川沿岸カトリエル市付近の油田で、
灌木性の半砂漠の原野に油井が点在している。 ネウケン盆地は、莫大な量の非在来型石油・天然ガスの埋蔵地として、近年注目されるようになった。 すなわち、この盆地の地下 1000~2000m に横たわる厚さ 400m 以上のバカムエルタ層 (Vaca Muerta Formation)は、おもに頁岩(シェール)と泥灰岩からなるが、その中に世界有数の量の シェールガス・オイルが埋蔵されていることが明らかになった。 2010 年には、ここからアルゼンチン最初のシェールガスが産出され、同年、シェールオイルの産出も始まった。 このガス田・油田だけで、アルゼンチンのエネルギー不足問題は解決すると大きな期待が寄せられている。 2005年3月21日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-37 59 54.64, -67 54 40.13 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 96° |
PanoraGeo-No.437 | 直前のページに戻る BACK⏎ このテーマ 16/21 ⇒NEXT |