Carnauba palm randum


ピアウイ州と
セラダカピバラ国立公園
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のど飴含有物説明

こんなものにも入ってる! カルナウーバ

高級なロウの原料となるカルナウーバヤシ
Carnauba palm as a raw material for high-quality wax

ピアウイ州海岸部のパルナイーバ市郊外で見られたカルナウーバの木立である。 カルナウーバ(学名:Copernicia prunifera)はヤシの一種で、ブラジル北東部地方(ノルデステ) の河川沿岸に自生している。ピアウイ州とその東のセアラ州がこれを原料として生産される高級な蝋 (ろう)の二大産地である(資料はこちら)。 比較的乾燥の厳しい環境に生えるため、葉の表面は水分の蒸散を防ぐよう蝋で覆われている。 写真中央の打ち上げ花火のように丸い枝ぶりのものが自然の樹形で、それ以外は、蝋をとるために 葉が収穫されたあとのみじめな姿である。ブラジルの貧しい奥地の話で、日本とは 無縁と思ったら大間違い。自動車のワックスで高級なものには入っているほか、ある種ののど飴や薬 (錠剤)でもコーティング用に使われているので、知らないうちにわれわれの口に入っているかも・・・。 でも無害なのでご心配無用。
2011年9月1日撮影  カメラの位置 (緯度,経度):-3 4 41.75, -41 26 18.41 (Google Map)  撮影方向:北から時計回り 329°
PanoraGeo-No.463     直前のページに戻る     BACK⏎ このテーマ 3/15 ⇒NEXT