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バイオ燃料 先進国ブラジル 18 BACK⏎ ⇒NEXT 直前のページに戻る エタノール工場のピンガ酒の酒蔵 |
ブラジル北東部地方のアルコール専業工場(レフィナリーア)で、糖液(砂糖水)
を発酵させてエタノール(エチルアルコール)をつくる過程である。加熱された大きなタンクの中で、糖液
が泡立ってエタノールができつつある。この過程でできた濃度約 10 %のエタノールが蒸留塔に送られ、
濃縮されて濃度の高いエタノールになる。この工場では次の3種類のエタノールが製造されている。
1.含水エタノール:普通の自動車燃料として使われるもので、数%の水分の含有が許されている。
これより高濃度のものにするにはコストがかかりすぎて採算が取れなくなるためである。
2.無水エタノール:ほぼ純粋なエタノールで、自動車燃料としてはガソリンに混ぜて使う。ブラジルで
売られているレギュラーガソリンには、27 %もの無水エタノールが混入されている(2015 年時点)。
そして、3.飲料(ピンガ酒)用の低濃度のエタノールで、しばらく酒蔵(右の写真)で寝かせた後、
ボトリング工場へ供給する。エタノールの発酵・蒸留の過程で、エタノール1に対し 10 あまりの廃液
(ヴィニョート)が出る。
2002年1月3日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-7 21 8.37, -35 1 49.59 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り - |
PanoraGeo-No.492 | 直前のページに戻る BACK⏎ このテーマ 18/23 ⇒NEXT |