ブラジル北東部海岸の丘陵地にひろがるサトウキビ畑Sugar cane fields in a hilly area on the northeastern coast of Brazil |
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テーマ 37 ユニークな山と丘熱帯の地学(2) 11 BACK⏎ ⇒NEXT 直前のページに戻る |
ペルナンブコ州南東部、大西洋沿岸には、この写真のような、頂の円い小さな丘が無数集まった丘陵地がひろがっている。 かつては大西洋森林という熱帯林に覆われていた丘陵地のほとんどが、今ではサトウキビ畑になっている。 うす緑のところはサトウキビが植わっている畑、茶色い部分はサトウキビ収穫済みの畑である。 丘の等高線に沿うような農道が多数走り、奇妙なパターンを呈している。 小さな丘は地上で見るとオレンジを半分に切って伏せたような形に見えるのでハーフオレンジとよばれる地形である。 岩石が地下深くまで風化してできた物質(サプロライト)でできているので、サプロライト丘(サプロライトヒル)ともいう。 このようなハーフオレンジが集まった丘陵地を、現地の地理研究者は「丘の海」を意味するポルトガル語でマールデモロス( Mar de morros)とよんでいる。
1999年12月16日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-8 23 14.08, -35 3 45.72 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 179°
PanoraGeo-No.513 🔍拡大