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熱帯の白砂 (しろすな) 4 BACK⏎ ⇒NEXT 直前のページに戻る |
ペルナンブコ州北部の海岸平野を占めるタブレイロス台地
とそれに切り込む小谷(左上)を空から見た写真である。平坦な台地の上も
小谷の斜面も緑のサトウキビ畑になっている。緑でない部分はサトウキビの収穫が行われたばかり
のところで、そこに台地表面の土壌の様子を見ることができる。褐色に見える部分は赤黄色ポドゾル性土、
白いところは白砂で、両者の分布は複雑なパターンを呈している。この写真の白砂は風や流水で
運ばれてきて堆積した砂丘や砂州などではなく、土壌生成作用の結果できたものであることが推察できる。すなわち、
赤黄色ポドゾル性土の表土の酸化鉄などの有色成分が洗い流され、石英の砂だけが残ったものと考えるのが妥当である。
2001年4月5日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-7 38 22.04, -34 57 11.12 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 280° 写真中心位置:-7 38 20.30, -34 57 42.58 (Google Map) |
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