フェルナンドデノローニャ諸島北部のセラジネータ島Sela Gineta Island in the northern part of Fernando de Noronha Archipelago |
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テーマ 19 フェルナンド デノローニャ島 4 BACK⏎ ⇒NEXT 直前のページに戻る |
フェルナンドデノローニャ諸島北部にあるセラジネータ島は、ピコの丘と同じ響岩(フォノライト)からなる島で、白っぽい露岩の圧倒的な存在感は印象的である。 文献によっては粗面岩(トラカイト)としているものもあるが、響岩と粗面岩は化学成分的に近接した岩石なので、どちらに分類されるか微妙なところである。 いずれの岩石もカリウムやナトリウムなどのアルカリ金属を多く含むアルカリ岩で、アルカリ岩の中では珪酸分が比較的多い白みがかった灰色の岩石である(参照:TASダイアグラム)。 これらの岩石は日本にはきわめて少なく、隠岐ユネスコ世界ジオパークの白島海岸(隠岐の島町)などの粗面岩が有名である。 2021 年8月 13 日、小笠原諸島の海底火山、福徳岡の場の噴火で大量に噴出し、沖縄諸島などに漂流して行き問題となった軽石も粗面岩と分析されている。
2007年3月29日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-3 49 5.42, -32 23 53.44 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 144°
PanoraGeo-No.688 🔍拡大