マデイラ・マモレ鉄道グアジャラミリン駅と20号蒸気機関車Madeira-Mamoré Railway Guajará-Mirim Station and Steam Locomotive No. 20 |
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マデイラ・マモレ鉄道の下流側のターミナルであるポルトヴェーリョ駅から 365.7㎞、標高で 97 m上った標高 195mに、上流側のターミナル、グアジャラミリン駅があった。
写真はその駅舎で、現在は市立歴史博物館になっている。グアジャラミリンとは先住民ツピー族の言葉で「小さい早瀬」を意味している。
市街地前のマモレ川には早瀬があり、マモレ川の上流から来る船の航行限界をなしている。グアジャラミリンからポルトヴェーリョまでの間にはそのような早瀬が多数あるため、ここをターミナルとした鉄道が建設された。
プラットフォームに停車している 車両は、動輪軸3(動輪数6)の 20 号蒸気機関車で、かつてはおもに客車と貨車の混合列車を曳いて運行していた。
このSLは、多くの犠牲者が出た難工事で有名なマデイラ・マモレ鉄道建設を描いたテレビドラマ「マッド・マリア(原語:Maria Louca)、2005年放送)のロケーションで、悲劇の象徴5号機関車マッド・マリア号を演じた
( テレビドラマ「マッド・マリア」の一場面*1))。
ドラマ録画2年後のこの写真では、塗装も撮影当時のまま、プレートも5のままである(EFMM20号機関車拡大画像)。
その後、腐食を心配して現地企業家などが寄付した塗料で塗装され、前部が白い元来ののスタイルになって展示されている
(参考:2012年撮影のグーグルストリート画像)。
*1) 出典:ブラジルテレビ局グローボのHP: Memória Globo: Mad Maria--História da construção da ferrovia Madeira-Mamoré, no norte do Brasil, um dos maiores desafios arquitetônicos do início do século XX. (ブラジル北部におけるマデイラ・マモレ鉄道の建設史:20世紀における建設工事最大の挑戦)
2007年3月19日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-10 47 34.26, -65 20 47.57 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 350°
PanoraGeo-No.734 🔍拡大