横浜港大さん橋から見える横浜三塔The Three Towers of Yokohama seen from Osanbashi Yokohama |
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横浜ベイエリアの見ものの一つに横浜三塔がある。横浜税関の塔、神奈川県庁本庁舎の塔、横浜市開港記念会館の塔の三つである。
この三つが同時に見える場所は三カ所あり、横浜三塔ビューポイントと呼ばれているが、横浜港大さん橋はそのひとつ。
高いビルが少なかった昭和期には、横浜港に入る船の船員が海上から最初に目にするのがこれらの塔で、それを見た船員たちは「ああ、横浜に来たんだなぁ」と感じたそうである。
船員たちはトランプかチェスになぞらえて、各塔に、クイーン、キング、ジャックという愛称をつけている。
芝生の植え込みもある大さん橋旅客ターミナル屋上(クジラの背中)から三塔を眺めた。
i) 写真右手の横浜税関の塔はイスラム寺院風の水色のドームが特徴で、愛称はクイーン。近くにあった旧庁舎が 1923 年の関東大震災で倒壊し、1934 年に現在地に再建された。
ii) 写真左手に見える濃い茶色の神奈川県庁本庁舎は、洋風建築に和風の瓦屋根をかけるという帝冠様式の建物で、五重塔などと同じ宝形(方形、ほうぎょう)屋根や相輪を持つ塔屋がある。
やはり震災で壊れた旧庁舎の建て替えで 1928 年に完成、愛称はキング。
iii) その右、県庁本庁舎の向こうに小さく見える横浜市開港記念会館時計塔の愛称はジャック。
1917 年に竣工、6年後に関東大震災にあって内部が燃えたが、時計塔や建物の外壁の倒壊は免れた。この会館は横浜市中区の公会堂として利用されている。
2024年12月6日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):+35 27 4.14, +139 38 49.98 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 235°
PanoraGeo-No.743 🔍拡大