アラリペ台地、ブラジル最初のジオパークChapada do Araripe (Araripe Tableland), Brazil's first geopark |
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アラリペ台地(シャパーダ・ド・アラリペ)はブラジルにおける代表的シャパーダ(堆積岩台地、メサ)のひとつで、国立公園ではないが、2006 年にブラジルで最初の UNESCO ジオパークになった。 その後長い間、アラリペ台地がブラジル唯一のジオパークであったが、2022 年以降、新たなジオパークの認定があり、2025 年時点では、ブラジルには六つのジオパークがある。
アラリペ台地は白亜紀前期(約1億1千億~1億2千万年前)の化石産地として世界的に有名で、これがジオパーク認定の主な理由である。魚類、昆虫、植物などの化石が多い。
写真は頂の平らなこの台地とその北東麓のカリリの谷(Vale do Cariri)とよばれる低地を望んだものである。 ブラジル北東部地方の内陸は、乾燥が厳しい熱帯半乾燥気候であるが、カリリの谷は、アラリペ台地に吹き当たる風がもたらす地形性降雨に恵まれたオアシスのようなところで、サトウキビの栽培も行われている。 とくに、クラトやジュアゼイロドノルテなどの都市に近い台地北東部は雨が多く、台地の上にも豊かな森林が茂り、アラリペ・アポジ(Araripe-Apodi)国有林という自然保護地になっている。
1996年7月26日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-7 10 48.08, -39 19 48.48 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 209°
PanoraGeo-No.81
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