地震断層 0 HOME⏎ ⇒NEXT 直前のページに戻る |
数十万年前以降に繰り返し活動し、将来も活動すると考えられる断層のことを「活断層」とよぶが、
地震断層とは、そのうち、「地震に伴って地表に変位(ずれ)をもたらした断層のこと。
地下の震源断層の一部が直接的あるいは間接的に地表に達したもので、地表地震断層と呼ばれることもある」
(産総研、活断層データーベース、用語解説)。
この定義で、「震源断層」という語が使われていることからも明らかなように、地震は断層の活動によって生じるもので、
地震によって断層ができるのではない。上の図は、日本におけるおもな活断層の分布であり、今後断層が活動して
地震が起こる可能性の大小を線の色によって示してある。赤が最も可能性が大で、橙、緑、青の順に可能性が小さくなる。
図にはないが、沖縄地方では、宮古島に数本の活断層(活動可能性不明)が知られている。
日本の地震断層としては、1891 年の濃尾地震で生じた岐阜県の根尾谷断層が有名であるが、そのほかにもいくつかの地震断層があり、
国の天然記念物に指定されたり、保存施設がつくられたりしている。ここでは、野島断層と丹那断層について見てみる。
図の出典:産総研、全国主要活断層確率地図・断層帯の調査・活断層データベース |
直前のページに戻る HOME⏎ このテーマ 0/5(Intro) ⇒NEXT |