増水期、マデイリーニャ川氾濫!Flooded period, flooding of the Madeirinha River |
randum
テーマ 22 アマゾン氾濫原(ヴァルゼア) 3 BACK⏎ ⇒NEXT |
水位が低い 12 月のグーグルアース画像を見ると、マデイリーニャ川の両岸の氾濫原はかなり広いことがわかる。 かつては、この低地全体が溺れ谷の水面であったが、マデイリーニャ川の土砂が堆積してこのような氾濫原ができた。アマゾン盆地の氾濫原の多くはこのようにしてできたものである。 したがって流送土砂が少なく澄んだ水の川沿いでは、氾濫原の発達が貧弱であるか、あるいは溺れ谷がそのままの残ってマウスレークやマウスベイになっている。 溺れ谷と言うと、ふつうはリアス海岸のように海に近いところを思うが、勾配がきわめて小さいアマゾン川では、完新世の海面上昇(縄文海進)による海の入り江(溺れ谷)がこのような内陸にまで及んでいる。 *1)地形学辞典(二宮書店刊)、p.410、「沖積堆積物」(松本栄次 執筆)より。 2006年3月15日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-3 45 1.74, -59 29 19.51 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 49° |
PanoraGeo-No.346 | 直前のページに戻る BACK⏎ このテーマ 3/21 ⇒NEXT |